イワシとウイキョウのオイルソース

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茴香ウイキョウ)とは、本来はフェンネルの種のことを指します。この種には、胃腸を健康に保つ、痰を取り除く、消化促進、消臭の効能があるとされ、平安時代に日本に渡来したときから生薬として利用されてきました。
種は乾燥させるとさわやかな甘みがあることから、「フェンネルシード」というスパイス名で出回り、スープや煮込みなど魚料理によく利用されています。砕いて粉にしたものは、パンやお菓子にも加えて楽しまれています。
古代ギリシャでは「フェンネルを見て摘まないものは馬鹿だ」と言われるほど、欧米でも古くから咳止めや利尿に利用されているハーブとなっています。フェンネルの葉っぱをいぶすと妖精が集まり、種は魔除けやお守りに魔法使いが使っていたという言い伝えもあります。今でも、葉っぱはオイルやお酒の香り付けに、種はスパイスに利用されています。

                                                              画像は トリケラデュエットさんのFacebookより